インテージヘルスケアは、2024年11月度のOTC医薬品(一般用医薬品)市場概況を公表した。それによると、11月度の販売金額は1040億円となり、OTC医薬品市場は前年比102.5%で5カ月ぶりの前年プラスとなった。過去5年の同月の平均を100とした場合の指数は110.8で、過去5年間で最高値だった。個数ベースでは99.97%で前年並みの状況。同社は、「多くの薬効で、単価の上昇や高付加価値商品の伸長の影響が考えられる」と分析している。
11月度に好調だった薬効は、鎮咳去痰剤(販売金額47.6億円、前年同月比113.0%)、外用鎮痛・消炎剤(75.8億円、107.5%)、総合感冒薬(118.8億円、104.3%)、皮膚用薬(除殺菌)(74.9億円、106.4%)、鼻炎治療剤(33.5億円、111.7%)などとなった。
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