銚子市は回答待ち強調
千葉科学大学(銚子市)は22日、6年制薬学部薬学科を含む現行の3学部体制を維持した私立大として運営継続する基本方針を示した。公立化の一条件として薬学部の廃止が求められていたが、定員やカリキュラムの変更予定はなく、教育・研究の質向上など大学改革に取り組む。一方、事業譲渡や公立化の選択肢を残す考えも示しており、私立大としての継続を求める市側は「基本方針は2025年度のもので、26年度以降の方針を明示したものではない」とし、将来的な運営方針について引き続き大学側からの回答を待つ姿勢だ。
同日、藤本一雄副学長が現学長の残任期間である3月31日から1年間の任期で学長に就任することを公表した。その上で、「18歳人口の減少など厳しい環境にあるが、私立大として3学部体制を維持する。新学長を中心とする新体制のもと、教育・研究の質向上や地域連携活動の充実など大学改革に取り組んでいく」との考えを示した。
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