2月20日に第284回医療・医薬品情報研究会

2025年01月31日 (金)

昨年秋、「ザ・トラベルナース」というTVドラマが放映され、タイトルに惹かれて、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。高度実践看護師の一種である診療看護師(NP:ナースプラクティショナー)が院内の“ヒエラルキー”に抗って、患者を救おうとする「人間ドラマ」でした。今回、講演いただく中山法子氏は、2011年にNPの第1期生として認定され、現在は山口市徳地診療所、防府消化器病センターでフリーランスのNPとして活躍しています。

一週間のうち一日半は病院で、一日は診療所の診療看護師として僻地医療の最前線で、また一日半は防府市の糖尿病腎症重症化予防事業プログラムによる糖尿病患者の指導に、もう一日は自ら立ち上げた「フットケアの店」を運営しています。ちなみに残る土日は、学会等への参加や講演とのこと。

厚労省によると2022年度現在、全国に無医地区は557地区あり、その人口は12万2,206人に及びます。中山氏はその無医地区で医療機関に通えない患者さんを対象にD to P with Nによる診察補助を行っています。基本的には中山氏による各患者のアセスメント、処方提案等を基にオンラインで医師が最終診断、処方箋を発行します。続いて薬局薬剤師がオンライン服薬指導を行い、当日中に薬を配達する――僻地ならではの連携体制が整っています。

さて人工透析新規導入患者の約4割は糖尿病性腎症と言われ、厚労省では2016年度より「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定、医療費抑制も念頭に、保険者による糖尿病腎重症化予防事業を推進しています。適切な治療とともに生活習慣の改善が必要であり、中山氏らNPへの期待も高まっています。今講演では僻地医療におけるD to P with Nの実情、糖尿病腎重症化予防へのNPによる取り組みを介した臨床現場から情報提供とともに製薬企業への期待にも触れていただきます。乞うご期待。

日時

2025年2月20日(木)15:00~17:00

会場

ビジョンセンター日比谷(ハイブリッド方式)
(東京都千代田区有楽町1-5-1 日比谷マリンビル3階)

演題

診療看護師に期待される役割~D to P with Nと糖尿病腎重症化予防の取り組み~

講師

中山 法子氏(糖尿病ケアサポートオフィス代表・診療看護師)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも5,000円)、学生無料
※リアル参加を希望される非会員の皆様には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。

出欠のご連絡

2025年2月17日(月)までに(ijouken2023@gmail.com)宛てにお願いします。
※申し込みは下記【参加フォーム】へ
https://forms.gle/MWN2GtHxAn71pgQHA

※リアル参加は会員優先です。
※オンライン参加希望者には、事務局より2025年1月15日にまでに参加用ZoomURLを、また非会員の方には振込口座番号も合わせてお知らせします。1月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp

主催

医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
ijouken2023@gmail.com



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