厚生労働省は20日、希少疾患の新薬や、新たな適応・用法を追加する治療薬の計7製品を承認した。この中で、予測不能の浮腫を発症し、喉で起きた場合は呼吸困難を起こすことがある指定難病の遺伝性血管浮腫(HAE)の発作抑制薬「アナエブリ皮下注200mgペン」(製造販売:CSLベーリング)は、月1回投与の予め薬剤が充填されたペン型オートインジェクター製剤の新薬で、使いやすさが特徴の一つ。
今回の承認は、厚労省が今年1月から始めた年間の新薬承認回数を増やす運用の1回目。承認の可否を審議する薬事審議会・医薬品部会の開催から3週間以内をメドに承認することになったため、これまでの原則年4回の承認が7回になる。薬価収載の回数も増やす方針。そのため、新薬「アナエブリ」は従来であれば3月承認になるところが、新運用により承認が1カ月早まった。
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