薬剤業務における非薬剤師の活用が注目を集める中、薬局や病院の7割以上で非薬剤師に対する定期的教育プログラムはないことが、武田香陽子氏(北海道科学大学薬学部薬学教育学分野教授)らの調査で明らかになった。薬局や病院で働く薬剤師らを対象に現状を調べたもので、非薬剤師に対する教育も4割は内容不足と認識していた。
調査は、非薬剤師による調剤補助・支援業務の現状を把握する目的で実施した。回答した薬剤師の勤務先は、薬局が66.1% ドラッグストア併設薬局が5.7%、病院等の医療機関が27.7%。非薬剤師の勤務先は薬局が48.8%、ドラッグストア併設薬局が5.3%、病院等の医療機関が43.3%だった。薬剤師が回答した非薬剤師の資格(複数回答可)は、登録販売者が25.1%、医療事務に関する資格が41.2%、「特になし」が48.3%となっていた。
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