
厚生科学審議会臨床研究部会は8日、5年ごとに見直しを行う「治験・臨床試験の推進に関する今後の方向性について」の2025年版骨子案を了承した。新規モダリティを対象とする治験・臨床試験やDXを推進するほか、国際競争力のある治験・臨床試験体制、症例集積性の向上、手続きの効率化、コストの透明性の向上などを図る方針。次回会合で取りまとめを行う。
国際競争力のある治験・臨床試験体制に向けては、国際共同治験・臨床試験を主導できる人材の育成、ドラッグラグ・ロスへの対応、国際共同治験・臨床試験のためのワンストップ相談窓口の設置に向けた取り組み、新規モダリティに対応したヒト初回投与試験(FIH試験)の体制整備、臨床研究中核病院以外の施設の治験・臨床試験レベルの向上を課題に挙げた。
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