シスメックスは24日午前10時から午後4時まで、神戸らしい都市景観の象徴として神戸市から神戸市指定景観資源に指定された「みなと異人館」(神戸市中央区港島2-7ポートアイランド北公園内)を一般公開する。

同異人館は、1905年頃に英国人A.E.ヘイガー邸として神戸市北野町に建設された洋館。戦後49年から78年まで日本郵船が社員寮として利用し、78年に神戸市が譲り受けた。その後81年に、現所在地であるポートアイランド北公園に移設され、喫茶店や結婚式場として親しまれたが、08年に閉館された。
その後、同社は、歴史的建造物であり、多くの市民に親しまれている同異人館の外観や港と一体となった景観を、神戸市民をはじめ、公園を訪れる多くの人たちに楽しんでもらえるよう、12年に同社が神戸市から借り受け、必要な修繕および日常の維持管理を行っている。
今回、同社は、地元神戸の文化発信やさらなる活性化を目的として、同異人館を一般公開することとなった。館内では「神戸らしさ」をキーワードに神戸港の歴史をパネルなどで紹介する。入場は無料。
なお、荒天(特別警報、大雨、洪水、暴風、波浪、高潮)が予想される場合や、その他、神戸市と協議し中止を決定した場合は中止となる。中止の場合は、23日午後5時までに同社ホームページ(https://www.sysmex.co.jp/)で知らせる。