旭化成ファーマは、同社初のヘルスケアベンチャー「ハーズ・ヘルス・テクノロジーズ」を設立したと発表した。ハーズヘルスでは、骨密度検査を希望する人と検査を受け入れている医療機関をマッチングするウェブサービス「メディカルほねチェック」の実証を契機としたスピンアウト型新規事業を運営する。骨の健康に関心を寄せる生活者と医療機関をつなぎ、骨粗鬆症による骨折予防をはじめ、女性のQOL向上、健康寿命の延伸、医療費抑制など社会課題の解決に幅広く寄与する事業展開を目指す。
同社は、健康経営の一環として「DXA(骨密度)検査」補助制度を2020年から導入。検査を受けた38~64歳の女性110人の大腿骨の骨密度を解析した結果、約25%の女性に著しい骨密度低下のリスクが見られたという。検査を受ける際の予約の難しさなどの課題も浮き彫りとなり、身近に骨の健康を確認できる仕組みづくりの必要性が見出された。
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