
リハビリテーション機器などの総合メーカーであるオージー技研は30日、東京慈恵会医科大学と共同開発した「デュアルスタディステッパー(DS-100)」を発売した。この製品は、「身体を動かす」「頭を使う」「声を出す」の三つを組み合わせることで、楽しく・無理なく・続けられる仕組みを実現している。
高齢者や介護現場からは、「全身を使う運動がしたい」「でも、ただの運動はつまらない」「声を出す機会も減っている」などの声が寄せられ、こうした声に応えるために同製品は生まれた。
東京慈恵医大と連携し、運動(上下肢の動き)+認知課題(考える動作)+発生(声を出す)という新しい組み合わせを実現。身体の力・頭の働き・コミュニケーション力を同時に刺激することで、短時間でも効果的、そして“楽しい”から続けられるというコンセプトのもと、製品開発が行われた。
主な特長しては、▽「全身運動しながら問題を解いて答える」、身体と頭と口を同時に使うタスク設計▽小学校高学年レベルの問題を解き、声を出す「呼び掛け」もある▽続けたくなるデザインと構造(車椅子からも移乗しやすい設計)――などが挙げられる。
価格は、230万円(税別)