テルモは17日、毎年、創立記念日(9月17日)に合わせて実施している、国内のテルモグループ全社員を対象にした社内イベント「Terumo Patient’s Day 2025」を開催した。
イベントは、同社の企業理念である「医療を通じて社会に貢献する」に立ち返り、アソシエイト一人ひとりが、自身の仕事が医療現場と患者につながっていることを実感するための日となっている。毎年異なるテーマを設け、患者や医療従事者の協力のもと実施している。
今年は、4月に制定した「Our Promise 私たちの約束」を受け、「患者さんを理解するとは?」というテーマのもと、疾患がもたらす身体的な影響だけでなく、それによって患者の日々の暮らしや人生観がどのように変化するのかに目を向けた。
今回のイベントの中で、脳神経病態学分野の医師と自己免疫疾患を経験した患者とのトークセッションでは、病と向き合う患者の日々の葛藤や希望が語られ、参加したアソシエイトは、患者の声に耳を傾けながら、自分たちの仕事がどのように患者の人生に寄り添っているのかを改めて考える機会となった。
また、各職種のアソシエイトが参加したディスカッションでは、患者を取り巻く状況の変化を多角的に捉え、想像力を働かせながら「患者さんの背景にある物語」に思いを馳せた。
こうした体験を通じ、アソシエイト一人ひとりが患者への理解を深め、同社としてどのような形で医療の現場に貢献できるのかを真摯に考える時間となった。
Terumo Patient’s Dayの取り組みは、国内外のグループ全体に浸透しており、拠点ごとにテーマを設けて様々な活動・イベントが行われている。
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