全国1500薬局を対象に7月時点の医薬品の調達状況について聞いたところ、「卸に医薬品の新規の注文を受けてもらえない(実績のある注文のみ)」との回答が昨年度調査に引き続き約9割に上ることが、2024年度診療報酬改定の結果検証にかかる特別調査で明らかになった。後発品の供給体制に「支障を来している」と回答した薬局は77.9%を占め、1年前と比較した後発品の供給体制の変化も「変わらない」が59.1%、「悪化した」は21.3%と改善の兆しは見えていない。流通改善ガイドラインの認知では「知っている」より「知らない」が上回るなど、流通改善に向けた薬局の当事者意識が問われる結果となった。
医薬品の調達状況について「卸に医薬品の新規の注文を受けてもらえない(実績のある注文のみ)」と回答した薬局は90.1%と最多で、「これまでの取引実績にも関わらず、限定出荷となった医薬品が入荷しない」も80.3%と高かった。昨年度調査で上位回答だった「医薬品の発注から納品まで時間がかかる」は85.6%から66.9%に下がった。
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