自民党の「製薬産業政策に関する勉強会」(会長=衛藤晟一元参議院議員)は18日、薬価制度等に関する緊急提言を上野賢一郎厚生労働相に提出した。物価・賃金が上昇する現状を踏まえ、上昇分(2年分)として約5%を薬価に反映する仕組みを検討するよう求めた。

上野厚労相(右から2人目)に緊急提言を提出した勉強会の議員ら
緊急提言では、▽薬価のベースアップ▽カテゴリー別の薬価制度確立▽研究開発税制の拡充――を要求した。薬価のベースアップについては、製薬企業の調達コストが年々上昇し、現行の薬価制度のままでは革新的新薬のドラッグラグ・ロスが深刻化し、医薬品の安定供給解消ができない恐れがあると指摘。医薬品産業を国の成長基盤として維持するため、薬価に物価・賃金上昇分として約5%を反映する仕組みを検討するよう求めた。
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