
「Ortho-Navi」の画面。矢印でX線管保持器が移動する方向を示している
島津製作所は8日、膝関節側面の撮影をAIで支援する位置補正用画像解析ソフトウェア「Ortho-Navi(オルソナビ)」を国内で発売した。X線画像から膝の内側顆・外側顆の位置関係をAIで解析し、適切な再撮影位置にX線管保持器(照射部)が自動で移動し、患者と診療放射線技師の負担を軽減する。同社の一般撮影システム「RADspeed Pro SR5 Version」のオプション製品として使用できる。
同ソフトは、撮影したX線画像から膝の内側顆と外側顆をAIが自動で判定して、ずれを検出することができる。従来、技師による手作業だった再ポジショニングを、「X線管保持器のオートポジショニング機能を用いた位置補正」で支援する。同ソフトにより、再撮影回数の低減や再撮影精度が向上し、患者の被ばく低減や診療放射線技師の負担軽減が図れる。
主な特長としては、「AIによる画像解析」が挙げられる。初回に撮影した画像から、AI技術によって膝の内側顆・外側顆を推定して画面上で強調すると共に、内側顆・外側顆を一致させるような補正指示を初期設定する。患者一人ひとりに適した再撮影位置を算出でき、再現性の高い高品質な画像の提供ができる。
また、「オートポジショニング機能を用いた位置補正支援」も挙げられる。撮影画像上で設定した再撮影位置に、オートポジショニング機能を用いてリモコン操作によりX線管保持器が自動で移動する。同ソフトと連動する体動検出機能(カメラオプション)によって、ソフトウェア操作中や待ち時間の患者の動きの有無を検知して、正確な位置決めを支援する。
さらに、「修正方法の検討を簡便に」できる。内側顆・外側顆のずれ量やずれている方向から、患者の姿勢をどのように修正するかを判断するためには、熟練の経験が必要となる。同ソフトでは、撮影画像上で一致させたい2点を指定するだけで、修正指示の設定が可能となっている。



















