◆民主党の菅直人衆議院議員が、4日の衆参両院の本会議で、第94代内閣総理大臣に指名された。皆さんご承知の通り、政治とカネ、米軍普天間基地移転問題の不手際などの責任をとり、首相だった鳩山氏の辞任を受けてのこと
◆今回の鳩山氏の辞任は、普天間基地問題に象徴されるように、何の将来ビジョンもないまま、思いつきとしかいえない対応に終始したことで、日本国民が反発したことが原因だ。リーダーたる人が、ビジョンもなく突っ走ることが、社会に混乱を招くだけでしかないことを改めて痛感した
◆菅氏は、鳩山政権下では藤井氏の後を引き継ぎ、財務大臣に就任していた。ただ菅氏といえば、厚生労働関係では、1996年の自社さ連立政権下での第1次橋本内閣の厚生大臣を務めた。当時、薬害エイズ問題処理に当たって、初めて行政の責任を認め、血液製剤による被害者に、土下座までして謝罪した
◆首相指名に当たっては、この20年間の政策の失敗を批判し、「この国を立て直すことが第一の仕事」とした。しっかりした将来ビジョンを国民に示し、立て直しに取り組んでもらいたい。
「この国を立て直すことが第一の仕事」
2010年06月07日 (月)
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