大日本住友製薬は4日、海外戦略品と位置づける統合失調症治療剤「ラツーダ錠40mg、同80mg」(一般名:ルラシドン塩酸塩)を米国で発売した。ラツーダは、大日本住友が自社開発した非定型抗精神病薬で、初回推奨用量は40mg、最大推奨用量は80mgとされ、1日1回食後に投与する。これまでの6週間投与の比較試験では、1日40~120mgの用量で有効性が認められている。
大日本住友は、ラツーダをグローバル展開の先兵役と位置づけ、大型化を見込む。米国上市後は、2014年度に700億円程度の売上高を計画している。