◆日本薬剤師会と日本病院薬剤師会の両会長が、今年初めに共同記者会見を開いた。これは、6年制薬剤師の俸給表の改正がようやく決着を見たからだ。冒頭、“主役”の一人でもある堀内龍也日病薬会長は「必ずしも十分な俸給額とは思っていない」と語った
◆俸給表は従来の医療職(二)のまま、2級1号俸から約3・5年分増の15号俸(20万0800円)へと“躍進”した。ただ、今回の到達点はといえば、大卒看護師(2級9号俸:19万8300円)をようやく超えたところ
◆6卒薬剤師と4卒看護師との違いは2500円足らず。その辺りが、「十分と思えない」理由の一つかもしれない。慢性的な人員不足が指摘される看護師が厚遇され、薬剤師が注目されてこなかった結果とも言えよう。“露出度”“存在感”がそうさせてきたともいえる
◆金額はともかく、3・5年分の上積みは、日病薬・日薬の努力の結果という意味でも評価に値する。取りあえず迎える準備は整った。さらなる上積みは新卒諸氏の存在感にかかっている。
「必ずしも十分な俸給額とは思っていない」
2012年01月16日 (月)
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