
「ピロエースZ 」シリーズ3製品
第一三共ヘルスケアは、OTC水虫薬ピロエースブランドから、抗真菌成分ラノコナゾール配合剤の「ピロエースZ」(液・軟膏・クリームの3剤形、いずれも指定第2類医薬品)を新発売した。
ラノコナゾールは、日本農薬がイミダゾール系化合物の探索研究より発見した外用抗真菌剤で、2006年にスイッチOTCとされた。水虫の原因菌である白癬菌に対するMIC(最小発育阻止濃度)が低く、優れた殺菌力を有し、角質貯留性が高いことから、長時間殺菌効果を発揮する。
「ピロエースZ」は、日本で初めてラノコナゾールに他の有効成分を加えた配合剤として、昨年10月に製造販売承認された。液・軟膏・クリームそれぞれについて、剤形の特徴に合わせて配合成分を変えた処方設計としているのも特徴。
液はかさかさした症状に向け、かゆみを抑える処方とし、軟膏はじゅくじゅくした症状に向け、しみにくい処方としている。また、クリームは様々な症状に使いやすい処方となっており、症状に応じて効果的な製品が選択しやすい。
パッケージのシンボルカラーは、水虫治療薬では初めてとなる“金色”を採用し、新規性や力強さを表現した。今春からはTVCMも放映予定で、CGによる迫力のある映像によって、「ピロエースW」の発売(1993年)から19年ぶりとなる新ラインナップの登場を伝えていく。液・軟膏・クリームのいずれも、税込み希望小売価格2205円。