興和は、超細密フィルターや新型立体構造（三次元構造）の採用など、高機能・高品質が特徴の「三次元マスク」シリーズの新製品として、就寝時におけるのどの乾燥対策に特化した「三次元のどに潤いマスク」、内側をガーゼ仕立てとした優しい付け心地と眼鏡がくもりにくい「三次元快適マスク」を、それぞれ新発売したほか、アロマ気分も楽しめる「ほんのりハーブが香るマスク」に新たな３種の香りを追加した。市場調査会社インテージのSRI（全国小売店パネル調査）によれば、同社の「三次元マスク」は昨秋から好調に推移しており（昨年９月～今年８月の金額ブランドシェアトップ）、ユーザーニーズを反映した新製品を加え、さらなるブランド強化を図った。
近年、マスクの使用目的として、かぜや花粉を防ぐだけでなく、のどの乾燥を防ぐ目的で使用する人も増えている。２００４年から三次元マスクブランドを発売している同社にも、のどの乾燥対策に特化した商品を望む声が増えていたという。
のどの乾燥対策用マスクとしては、これまでも水分を含んだフィルターをマスクに挿入する商品などが数多く発売されているが、「フィルターを挿入するのが煩わしい」「マスクの重さが気になる」といった不満を持っている人も多く、そうした不満点を解決する手段として、マスクに「専用保水液」を直接かけるという新発想の保湿マスク「三次元のどに潤いマスク」を開発した。
専用保水液をマスクの外側からかけると、マスク内部の保水体に水分が保持される。マスクの外側はメッシュ状のサラサラシートなので、保水体に水分が保持された後も、表面はサラサラしており、寝具などを濡らさない。ダブルΩ（オメガ）加工された立体プリーツ構造で、口元空間を確保するだけでなく、マウスバーで立体構造を支えることで、楽に呼吸ができ、息苦しさを感じにくい。ふつうサイズ、少し小さめ女性用サイズの２種類あり、税込み希望小売価格は各３枚入り４７３円。
同じく新製品の「三次元快適マスク」は、今や使い捨ての不織布マスクが多くを占める市場の中で、ガーゼマスクのしっとりとした使用感を求める人の強いニーズに応えた製品。ガーゼマスクの使用感を持った使い捨ての不織布マスクは、三次元マスクブランドとしては同品が初めて。
３層構造のマスクの最内側の顔に触れる面に綿１００％ガーゼを使用したほか、着用時に違和感の少ない“薄型くもりブロッククッション”を採用したことで、従来の三次元マスク以上に眼鏡がくもりにくくなった。幅広のソフトタイプ耳ひもにより、長時間の使用も耳が痛くなりにくい。ふつうサイズ、すこし小さめ女性用サイズの２種類あり、各５枚入り３６８円。
また、昨年10月から好評発売中の「ほんのりハーブが香るマスク」シリーズには、ラベンダー、カモミール、ベルガモットの新たな３種の香りが追加され、全５種類の香りとなった。
ハーブの香りを閉じこめたマイクロカプセルを配合しており、マスクを叩くとマイクロカプセルがはじけて、ほんのりとしたハーブの香りに癒される。気分に応じて香りを選べ、１枚ずつの個包装なので常にフレッシュ。顔側不織布にフッ素コーティングを施し、メイクが落ちるのをプロテクトする。口元空間を保持するマウスバー、ミクロ粒子をカットする微細フィルターなど、高機能・高品質さも備えた。各３枚入り４７３円。
同社では、既存品にない新発想の製品を投入することで、「これまでマスクを使用していなかった新規ユーザーを開拓することが可能」として、マスク市場のさらなる活性化にも期待を寄せる。
