
クラシエ紫雲膏
クラシエ薬品は、きず、やけど、ひび、あかぎれ、しもやけなどを改善する漢方薬「クラシエ紫雲膏」(第2類医薬品)を、28日から新発売した。5種類の生薬のみで作られている低刺激性の軟膏で、肉芽形成(傷ついた皮膚の再生)を促進し、患部の治癒を早め、皮膚をなめらかにするのが特徴。大容量品を望むユーザーの声を受け、従来品の2倍以上となる30g入りを新たに加えた。
紫雲膏(しうんこう)は、江戸末期の名医・華岡青洲が処方した漢方の軟膏として、江戸時代から使われている漢方製剤の外用薬。クラシエでは1984年から販売しており、これまでも同社のお客様相談窓口に大容量の発売を希望する意見が多く寄せられていたという。
「クラシエ紫雲膏」は、ひび、あかぎれ、しもやけのほか、魚の目、あせも、ただれ、外傷、やけど、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎に効果を発揮する。5種類の生薬成分(シコン、トウキ、ゴマ油、ミツロウ、トン脂)を配合した低刺激性の軟膏で、配合されているシコンが紫色の色素を含むため、軟膏の色が赤紫色であることも特徴。
微生物が繁殖しにくい油脂性軟膏のため、保存料やその他の添加物は一切使用していない。従来の14g入りに比べ、30gの大容量タイプなので、繰り返す症状や塗布面積が広いなど、使用頻度や使用量が多い人にお勧めの製品。税別希望小売価格は1750円。