日本調剤は、来年実施予定の第101回薬剤師国家試験対策セミナー「JP国試対策講座」を、今月から全国各地で開催する。対象は2016年3月卒業見込みの全ての薬学部新6年生で、参加費は無料。同社では、「同講座は、一人でも多く薬剤師を志す薬学生をサポートするのが目的。将来薬剤師として業界を担う人材の輩出につながることを期待する」としている。
これまでも日本調剤では長年にわたり、内定者の国試合格をサポートするためのセミナーを各地で開催してきた。セミナー時には、先輩社員による国試の受験体験談や勉強方法を紹介する機会も設け、大学の枠を超えた学生同士の情報交換の場としても活用されていた。今回、広く薬剤師を志す学生の支援を行うことにした理由に「近年、薬剤師国試の出題傾向の変化などを背景に、薬学生の中から苦手科目への不安の声が目立つようになった」(同社)ことを挙げる。
そこで、基礎から応用まで幅広い科目をカバーし、年間を通じて長期的かつ継続的に、薬学生の国家試験に向けた学習サポートを行っていくこととした。「JP国試対策講座」の講義は、同社教育情報部の国家試験対策チームと共に、薬剤師国試予備校としても高い実績を有するメディセレ(児島惠美子代表)の専任講師の協力を得て実施する。
今月14日と4月18日の東京会場は、既に申し込みが締め切られており、今後は札幌(3月21日)、仙台(22日)、名古屋(28日)、金沢(29日)、大阪(30日)、広島(28日)、松山(29日)、福岡(28日)で開催される。詳細・申し込みはウェブ(http://www.nicho.co.jp/shinsotsu/kokushi/)