日本薬剤師会の安部好弘常務理事は、8月31日の定例会見で、「外来薬剤費1000円当たりの院外処方の技術料は、院内処方時の3.3倍」などの分析結果を示した内閣府の報告書に反論した。
反論は、内閣府がまとめた「調剤・薬剤費の費用構造や動向等に関する分析―調剤技術料の形成過程と薬局機能」に対するもの。
安部氏は、報告書の中で、院内処方と院外処方では技術料に3.3倍の格差があるとの分析が示されていることに対し、「そもそも院内と院外では基本的な役割や施設基準、報酬体系そのものが異なる」と指摘した上で、院内と院外とでは「似て非なる業務を技術料という切り口だけで比較しても全く意味がない」と切り捨てた。
関連記事
- 【内閣府】院外の技術料、院内の3.3倍‐「見合うサービスなのか」(2017年9月4日)
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。