エーザイは独メルクと共同で、ケニアの「顧みられない熱帯病」(NTDs)の蔓延地域に対して、NTDsの予防対策に必要となる衛生的な水の供給タンクを提供すると発表した。医薬品アクセス改善の取り組みの一環であり、タンク提供を通じて、蔓延地域のNTDs制圧を支援する。
エーザイは、発展途上国・新興国への支援を将来の市場形成に向けた長期的投資と位置づけている。これまでに、NTDsの一種であるリンパ系フィラリア症(LF)治療薬「ジエチルカルバマジン(DEC)錠」を世界保健機関(WHO)の制圧プログラムを通じ、ケニアを含む28カ国の蔓延国に対して、19億錠を無償で提供している。メルクはDEC錠の原薬をエーザイに提供している。
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