米アムジェンは、米セルジーンが販売する経口乾癬治療薬「オテズラ」(一般名:アプレミラスト)の全世界の権利を134億ドル(約1兆4174億円)で獲得すると発表した。炎症領域の製品ラインナップ強化を目的としており、自社製品の炎症性疾患治療薬「エンブレル」(一般名:エタネルセプト)に続き、作用機序の異なる二つの経口剤を揃えることになる。1兆円超の企業買収が相次ぐ中、一つの薬剤の獲得に約1兆4000億円を投じる大型契約が成立した。
オテズラは、米国では尋常性乾癬や活動性関節症性乾癬、ベーチェット病による口腔潰瘍の三つの適応で承認を取得している。米国以外では、欧州や日本を含む50カ国以上で承認されており、2018年の売上は16億ドルで今年度は19億ドルまで伸長すると計画している。
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