医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発に対する規制面の課題を議論するため、2日にオンラインで開かれた薬事規制当局国際連携組織(ICMRA)のワークショップ結果を公表した。治療薬候補として治験が進められている医薬品の有効性等に関するエビデンスを収集することや医薬品アクセスを維持すること、治験情報を各国間で共有することなどに概ね合意した。2~3カ月に1回の頻度で開催される予定。
今回の会合では25カ国の医薬品規制当局のほか、世界保健機関(WHO)と欧州委員会の専門家が参加。新型コロナウイルスに対する治療薬開発に関して、規制の面で考慮すべきことを検討した。
その結果、抗ウイルス薬「レムデシビル」など、新型コロナウイルス治療薬候補として治験が進められている医薬品については、「たとえ臨床試験の状況下にあっても、薬理学的根拠や潜在的なベネフィット・リスクに対する細心の注意が必要」とした。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。