富士フイルムは、バイオ医薬品製造開発受託(CDMO)子会社「富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ」(FDB)のデンマーク拠点に約1000億円の大型設備投資を行うと発表した。原薬製造設備の増強や製剤製造ラインの新設などを行うことで、同拠点内のバイオ医薬品製造設備を大幅に強化する。今回の設備増強により原薬生産能力を2倍に拡大させ、原薬から製剤・包装までを一貫して大量生産が可能になる製造体制を構築する。2022年から23年にかけて各設備を順次稼働させる予定。
同社は、バイオ医薬品の受注拡大や今後の受託需要に対応するために、FDBのデンマーク拠点内の製造設備を増設する。原薬生産能力を拡大させるために原薬製造ラインを拡張し、2万L動物細胞培養タンクを新たに6基導入することで、同拠点の動物細胞培養タンクは合計12基となり、原薬生産能力を2倍に拡大させる。
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