大阪府薬務課は9日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症に対する取り組みとして、国の事業で新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査募集に、府が取り組む健康サポートアプリ「アスマイル」を活用したことを報告した。約12万人の「アスマイル」登録者に抗体検査の希望者を募ったところ、3000人の募集に対して19倍となる約5万7000人の応募があった。
府によると、応募があった約5万7000人のうち希望者から3000人を選び、抗体検査への協力を要請した。3~7日に府下4カ所で採血を実施し、「2970人の協力が得られた」(薬務課)としている。国は20歳以上の1万人を対象とした抗体検査を東京、大阪、宮城の3都府県で実施。検体検査結果のデータを国が集約し、今月中に結果が発表される見通しである。
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