
厚生労働省の福島靖正医務技監は4日、就任後初めて専門紙と共同会見し、「新型コロナウイルス感染症対応が一番の仕事になる。国民も治療薬・ワクチンの開発に期待しており、喫緊の課題」との認識を示した。特にワクチンの承認審査については「早く出てくればいいという期待もあるが、きちんとした手順も踏まなくてはならない。開発の迅速化を支援する中で、審査の質をいかに確保していくか、両者のバランスが重要」との考えを示した。
福島氏は、新型コロナウイルス感染症ワクチンについて「研究開発の支援や審査の迅速化を進めていく」と表明。ただ、審査のプロセスについては、「新しいことをするわけではなく、これまで行ってきた方向性をつなげていく」と述べた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。