米国研究製薬工業協会(PhRMA)のジョバンニ・カフォリオ会長は9日、オンライン上で記者会見し、急ピッチで進められている新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発に言及。「免疫システムは極めて複雑であり、できる限り異なるタイプのワクチンを開発することが不可欠」と強調した。2003年のSARS流行時には、ワクチン候補の同定から臨床試験開始まで20カ月だった期間が、新型コロナウイルスではわずか61日と劇的に短縮されていることを訴え、製薬業界が多額の投資を行ってきた結果とした。
カフォリオ氏は、新型コロナウイルス感染症の克服に向け、全世界で様々な医薬品のスクリーニングを進めると共に、新たな治療法を検討していることなど製薬業界の取り組みを紹介。
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