政府は3日、2008年「秋の褒章受章者」を発令した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界に先駆けて作製した山中伸弥京都大学教授が紫綬褒章を受章した。主な受章者は次の各氏。
◇紫綬褒章
上野川修一(東京大学名誉教授、66歳):食品化学分野で、食品アレルギーに関与する腸管免疫系の研究を行い、経口免疫寛容機構を解明し、低アレルギー食品開発に貢献した。
山中伸弥(京都大学教授、46歳):幹細胞生物学分野で、iPS細胞作製についての独自のアイデアと手法を用い、マウス、次いでヒトの細胞において世界初の成果を収め、世界の幹細胞研究を飛躍的に前進させた。
◇藍綬褒章
荻野和郎(67歳):元日本光電工業社長