米国研究製薬工業協会(PhRMA)のデイビッド・リックス会長(イーライリリー会長兼CEO)は1月28日、オンライン上で記者会見し、「最近数年の薬価政策の変更が日本における新薬上市スピードを低下させている」とドラッグ・ラグの再来を指摘。「今こそ日本の政策決定者はイノベーションを優先させるべき」と訴えた。
リックス氏は、新型コロナウイルス感染症の拡大にに対し、世界の製薬企業が短期間でワクチンや治療薬を開発してきた成果を強調。「こうした取り組みが可能になったのも、これまでの業界の努力と各国政府の支援の結果であり、今回のコロナ禍で革新的なバイオ医薬品のイノベーションエコシステムが必要なことが分かった」と述べ、日本においてもエコシステムの強化を求めた。
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