
政府の医薬品開発協議会が2月28日に開かれ、ワクチンの研究開発に必要な費用を配分する「先進的研究開発戦略センター(SCARDA)」に対し、支援結果の積極的公表などを求める声が構成員から相次いだ。より早く臨床データを取得するには国民の理解と協力が必要として、社会全体でワクチン開発に取り組むための意識醸成が必要との意見も出た。
この日の会合で内閣府健康・医療戦略推進事務局は、ワクチン開発・生産体制強化戦略に基づく研究開発等の当面の推進方針案を示した。▽戦略性を持った研究費のファンディング機能強化▽世界トップレベルの研究開発拠点の形成▽創薬ベンチャーの育成――に注力し、新型コロナウイルス感染拡大下での経験を踏まえ、平時からの研究開発・生産体制を強化する。
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