TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

外資系製薬企業の38%が「日本市場重視」

2009年03月09日 (月)

 外資系製薬企業の38%が今後も日本市場を「より重要」と考えていることが、国際コンサルティング会社ブーズ・アンド・カンパニーが実施したアンケート調査で明らかになった。海外指向を強める国内製薬大手の27%、国内製薬中堅以下の18%に比べて日本重視の姿勢が浮き彫りになった。

 調査は昨年11月、国内・外資系製薬企業248社を対象に郵送で実施し、今後10年間の経営課題と戦略を聞いた。35社、57通から回答が得られ、そのうち9人に対しては直接インタビューが行われている。

 10年後の日本市場の重要度を尋ねたところ、「より重要」と回答したのは、売上高2000億円以上の国内企業(国内大手)で27%、売上高2000億円未満の国内企業(国内中堅)では18%だったのに対し、外資系企業では38%と、日本重視の姿勢が鮮明になった。また、追い求めるべき戦略的方向性については、国内大手の36%が「海外中心」と回答しているのに対し、国内中堅で海外中心の方向性を考えている企業はゼロだった。国内中堅では、「国内中心」との回答も23%に上った。

 一方、今後10年間の重要な戦略的課題を尋ねた結果、国内大手、中堅、外資系企業のいずれも共通して「パイプライン」との回答が最も多く、新薬確保が大きな課題と考えていることが分かった。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
購読・購入・登録
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術