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リフィル処方箋の普及に向けて

2022年06月17日 (金)

◆7日に閣議決定された「骨太の方針」にリフィル処方箋の普及・定着に向けた仕組みの整備が記載された。4月の診療報酬改定後、普及は低調との声が多数だが、一部の地域では「思ったよりも多い」との声もある
◆現場の感触では、リフィル処方箋を発行しているのは患者の要望を受けた病院医師のようだが、意外なことに患者数が多い診療所でリフィル処方箋が乱発されているという
◆診療所でリフィル処方箋を出すことは患者の受診回数が減り収益に大きな影響をもたらす。しかし、人気の診療所であれば患者にリフィル処方箋を出しても病院から新たな患者が流れてくる。新規患者の獲得機会にもつながり、経営的にはマイナスどころかプラスに転じる
◆厚生労働省は、リフィル処方箋の実施調査を行う。リフィル処方箋が多く発行されるようになれば、医師と薬剤師の連携関係がますます重要になる。日本薬剤師会は「通常の処方箋と対応は変わらない」と慎重だが、仕組みの整備にはもっと踏み込んで関与していくべきではないか。



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