◆テロ行為が滅多に起きない日本において、安倍元首相の銃撃事件は国民に大きな衝撃を与えた。新興感染症の蔓延や国家間戦争の勃発も含め、起こり得ないとされていた事態が現実となる時代に入ったと言える
◆安倍政権時代には、医薬品産業ビジョンや医薬品産業強化総合戦略の策定、革新的医薬品創出に向けた官民対話、規制改革会議の復活をはじめ、産業活性化を狙った施策も少なくなかった
◆10日に投開票された参議院議員選挙では、大方の予想通り与党が圧勝した。与党が多数を占めることで安定的な議会運営により法案を通しやすくなるメリットはあるが、良い提案は与野党関係なく採用する柔軟さを求めたい。医薬品医療機器等改正案に関する議論でも、野党側が傾聴に値する対案を出していた
◆研究開発力の停滞、国内医薬品市場のマイナス成長、頻発する感染症への対策など、薬業界をめぐっても喫緊の課題は山積している。解散のない参議院だけに、6年間腰を据えて知恵を出し合い、事態を打開してほしい。
参院選、与党が圧勝
2022年07月13日 (水)
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