総務省統計局は16日、2022年の科学技術研究調査結果を公表した。21年度の企業や大学の科学技術研究費は前年度比2.6%増の19兆7408億円となり、2年ぶりの増加となった。産業別では「医薬品製造業」が5.8%増の1兆3986億円と3年ぶりに増加。前年度に引き続き自動車や航空機、船舶などを製造する「輸送用機械器具製造業」の3兆6852億円に次いで2番目に高い産業は変わらず、全産業の9.8%と0.3ポイント増加した。
国内総生産(GDP)に対する研究費の比率は3.59%と前年度に比べ0.01ポイント上昇した。研究費を研究主体別に見ると企業が14兆2244億円と全体の72.1%を占め、大学等が3兆7839億円で19.2%、非営利団体・公的機関は1兆7324億円で8.8%となった。前年度からの推移では企業が2.6%増、大学が2.9%増、非営利団体・公的機関が1.9%増と揃って増加した。
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