政府は20日、経済安全保障推進法に基づき、抗菌性物質製剤など11物資を特定重要物資に政令指定した。セファゾリンなどβラクタム系抗菌薬4種類を対象に原薬製造と備蓄体制の構築を支援し、医療現場に切れ目なく安定供給できる体制を2030年までに整備する。
新型コロナウイルス感染拡大による医療物資等の世界的な供給停滞を受け、政府は重要物資や原材料に関するサプライチェーンの強靱化が必要と判断。そのため、政令で指定された「特定重要物資」の生産等を担う民間事業者を支援し、国が備蓄等の必要な措置を取ることなどを明記した同法を8月1日付で施行した。
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