日本緩和医療薬学会は、緩和ケアの知識や技術を備えた薬剤師が従事し、必要な要件を備えた薬局を「在宅緩和ケア対応薬局」として認証する制度を立ち上げた。一定水準以上の緩和ケアを支援できる薬局を学会のウェブサイトで明示。地域で緩和ケアを受けたいと希望する患者や家族、病院の地域連携室担当者やケアマネージャーらの最適な薬局選びに役立ててもらう。今年度の申請受付は今月下旬まで。審査を経て4月に初の認証を行う計画だ。
緩和ケアに関する薬局のハード面の整備や実績、勤務する薬剤師の資質の両面を評価して認証する。
薬局のハード面では、▽地域連携薬局の認定取得または1年以内の取得予定▽医療用麻薬を取り扱っている▽医療用麻薬などの無菌製剤処理を実施できる体制の整備(無菌室共同利用可能)――を求める。
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