◆厚生労働省は、警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等を公表した。それによると、2022年の累計自殺者数(速報値)は前年の2万1007人から577人、2.7%増の2万1584人となった。コロナの影響や経済状況の悪化か明確な増加原因は不明だが、毎年コンスタントに2万人以上が自殺している現実は確かだ
◆一方、厚労省は21年度衛生行政報告例を発表し、年度末の全国薬局数が6万1791施設だったことが明らかになった。前年度比で840施設(1.4%)の増加だった
◆自殺統計の数字と薬局数は何の関係もないように思われるが、地域における身近な医療施設である薬局と、そこに従事する薬剤師は単に薬を提供するだけでなく、地域住民の健康維持・向上のために種々の背景を見守る役割もあるのではないか
◆身近な家族や学校、職場の関係者はもとより、自殺という最悪の選択を防ぐため、日頃から患者・住民の心身の健康に注意を払っておくことも、かかりつけのスキルの一つとしてあってもいい。
ゲートキーパーとしての役割に期待
2023年01月27日 (金)
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