◆先日、薬局関連企業の集まる展示会で、コンサルティングサービスを手がける企業のブースを訪れた。薬局近隣に高齢者向けの共同住宅を設置し、運営を支援するサービスを案内していた。調剤報酬改定の影響を受けにくい収益基盤になるという
◆薬局は入居する高齢者向けに必要なモノやサービスを幅広く提供し、収益を得る。説明資料には、新しい収益基盤として高く評価する薬局経営者の声があった。ビジネスモデルとしては納得したが、すっきりしなかった
◆その後、同じ展示会で中規模薬局チェーン経営者の講演を聞いた。収益基盤を確立し、その先で緩和ケアや小児在宅などの高度薬学管理機能を果たそうと呼びかけていた
◆講演を聞いて、冒頭のコンサルサービスを導入した薬局経営者の声に感じた違和感の正体が分かった。手段であるはずの収益基盤の確立が目的化して、成し遂げたいビジョンがないように見えた。薬局の存続には目前の収益も必要だが、薬局として社会に還元したい価値を考えることが第一だ。
薬局として成し遂げたいビジョンは
2023年01月25日 (水)
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