慶応大学発バイオベンチャーのハートシードは10日、虚血性心疾患に伴う重症心不全患者に他家iPS細胞由来心筋球(開発番号:HS-001)を移植する国内第I/II相試験(LAPiS試験)で、最初の患者への移植が世界で初めて成功したと発表した。実用化すれば、心不全患者への心臓移植以外の治療選択肢になる可能性がある。
HS-001は、他人のiPS細胞から作製した心筋細胞を生着率を高めた心筋球という微小組織にしたもの。移植することで、心不全患者の不足した心筋を補い、心収縮力を改善することが期待されている。
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