全国の病院薬剤師を対象に詳細な業務実態を把握するためのタイムスタディ調査「病院薬剤師の勤務実態調査」の速報値が19日、日本病院薬剤師会が開いたセミナーで公表された。病棟業務の勤務実態を見ると、病棟薬剤業務実施加算を算定している病院は、算定なしの病院に比べ1週当たりの業務時間が6時間程度多いことが分かった。一方、調剤業務は算定なしの病院が算定ありの病院に比べ6時間程度多かった。
調査は、薬剤師の業務実態を可視化し、薬剤師の偏在解消に向けた基礎データの整理を狙いとしたもの。昨年10月24~30日の7日間、薬剤師本人が調査期間に実施した業務と所要時間について15分単位で記録し報告した。病院勤務の薬剤師5万5948人のうち2万1611人と全体の約39%が回答した。
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