16日に第265回医療・医薬品情報研究会 医療・医薬品情報研究会

2023年03月01日 (水)

今どきの薬学生が抱く病院薬剤師のイメージは、「仕事がキツイ」「勉強しなきゃいけない」「給料が安い」らしい。そのためか病院就職を希望する学生が少なく、薬剤師不足、地域偏在が問題になっている。昨年末、第8次医療計画等に関する検討会のとりまとめの中で、「薬剤師の確保」そして、地域医療介護総合確保基金の活用が明記された。これを受け日本病院薬剤師会(日病薬)では「病院薬剤師確保の取り組みの手引き」(ドラフト)をまとめ、タイミングを逃さないよう体制づくりを急いでいる。

一方で、医師不足、偏在が続く中、医師の働き方改革は待ったなし。薬剤師をはじめとする他職種へのタスク・シフト/シェアも求められている。日病薬では令和6年度診療報酬改定に向けて、タスク・シフト等の一環として薬剤師の外来業務に関する評価を重点要望項目の一つに据え、病院団体の支援も仰ぐこととしている。

この「薬剤師外来」は近年注目を集めつつある病薬活動だが、千葉徳洲会病院薬剤部長の福井宗憲氏は、糖尿病患者に対する薬剤師外来を実践している。事前に薬剤師が、患者の服薬状況などチェック、情報共有し、主治医の診察・処方を支援している。最近は入院前の持参薬を含めた薬剤師による事前面談や外来がん化学療法前の薬剤師外来が行われつつあるが、糖尿病患者に対する取り組みは稀有といえる。

さて、対人業務へのシフトが求められる薬剤師だが、いまだ医薬品の選定・管理は、医療安全上、病院経営の面からも重要な薬剤師業務の一つだ。徳洲会グループでは本部で医薬品選定がされるが、後発医薬品への切り替えなど、その選択は各薬剤部に任されているという。福井氏には、今後のフォーミュラリ作成・運用も視野に、医薬品選定の在り方、タスク・シフトや薬剤師確保・偏在対策など含め、新たな薬剤部・薬剤師業務の一端をご披露いただく。乞うご期待。

日時

2023年3月16日(木)15:00~17:00

会場

ビジョンセンター日比谷(千代田区有楽町 1-5-1 日比谷マリンビル3階)
(※オンライン配信はありません)

演題

新たな病院薬剤師の役割 ~働き方改革、病院経営への貢献~

講師

福井 宗憲氏(千葉徳洲会病院薬剤部長)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも3,000円)、学生無料
※今回は、オンライン配信はありません。

出欠のご連絡

2023年3月13日(月)までに、田中(t.tanaka@ytl.jp)宛てにお願いします。
お申し込みは下記の出欠フォームからも可能です。
https://fs223.formasp.jp/c984/form10/

当日の連絡先 080-3086-8607

※非会員のリアル参加希望者には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp

主催

医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山



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