無菌製剤処理施設がある薬局の約7割は無菌調剤に関する依頼がほとんどないことが、日本保険薬局協会(NPhA)の調査で明らかになった。無菌製剤処理加算の算定実績は一部の薬局に集中していた。
調査は会員薬局の管理薬剤師を対象に、1月23日~2月20日に行われ、3838薬局から回答を得た。主な調査結果を見ると、無菌製剤処理施設がある薬局は11.1%(427薬局)で、このうち調査時から直近1年以内に無菌製剤処理加算の算定実績がある薬局は23.7%(101薬局)と、一部の薬局に集中している状況がうかがえる結果となった。依頼や相談を受ける頻度を聞くと、設備がある薬局でも「ない+ほとんどない」が71%に上った。
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