奨学金返済支援240万円
石川県は、2023年度から石川県薬剤師会等と連携して病院薬剤師の地域偏在解消のモデルづくりに取り組む。県内の基幹病院と地域病院が協力して、各種認定・専門薬剤師資格を取得可能な育成プログラムを個別に構築。新卒等の薬剤師に両病院を行き来しながら主に6年間働いてもらい、能登エリアを中心に地域病院への定着を目指すもの。国の地域医療介護総合確保基金を財源に薬剤師の奨学金返済を支援する仕組みも設ける。地域医療に関わりながら資格を取得でき、奨学金の返済支援も受けられる魅力的なプログラムで薬剤師を呼び込みたい考えだ。
16日の県議会で地域連携薬剤師確保対策事業が承認され、実施が決まった。23年度早期に、事業に参加したい基幹病院と地域病院を募集。その中から基幹病院と地域病院を1対1でマッチングして組み合わせ、どの認定・専門薬剤師資格を対象に、両院がどのように協力して育成するのかを決める。その上で、同プログラムで働きたい薬剤師を募集し、24年度から実際に勤務を開始してもらう計画だ。
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