日本薬剤師会の山本信夫会長は16日の定例会見で、埼玉県と静岡県の薬局が新型コロナウイルスの無料検査事業で県に虚偽の申請を行い、不正に補助金を受給した件について言及。埼玉県から新型コロナの無料検査事業者登録が取り消された薬局は日薬の会員薬局であり、「由々しき問題。全体に影響を及ぼすのであればここから出て行ってもらいたい」と非難した。
埼玉県は10日、新型コロナウイルス感染症の無料検査を行う「Assist-Medical」に対し、無料検査事業実施事業者の登録を取り消したと発表した。無料検査を行っていたのは上杉薬局富士見店で、検査申込書を偽造し、虚偽の手段により補助金9154万円の交付を受けた。同事業者は県の調査に対して虚偽の説明を繰り返していたという。県は事業者に補助金の返還を求めている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。