オーガナイザー
牛丸理一郎（東大院薬）
阿部郁朗（東大院薬）
近年、生命情報科学や計算科学の飛躍的な発達に伴い、生体内において代謝物化学変換を担う生合成酵素の重要性や医薬品化合物創出への応用可能性が以前にも増して示されつつある。
特に、ゲノムマイニングによる未知天然物や未知遺伝子の探索、生物活性天然物の生合成における酵素群の新触媒機能の同定、酵素反応機構の精密解析、酵素の機能改変による新規反応開発研究など多岐にわたる分野で活発化しており、生合成酵素研究が創薬化学に与える影響は今後ますます大きくなるであろう。
本シンポジウムでは、天然物生合成や酵素工学など多様な分野で活躍する第一線の研究者をシンポジストとしてお迎えし、生合成酵素研究の最新成果を共有すると共に創薬に向けた新たな可能性についても議論したい。
（牛丸理一郎）
