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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 環境・衛生部会シンポジウム‐ナノ粒子の生体影響、過去・現在・未来

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 松丸大輔(岐阜薬大)
 田中佑樹(千葉大院薬)

 化学物質は日常生活のあらゆる場面において活用されている。われわれは利便性といった恩恵を享受する代わりに、多少の程度はあるが化学物質の曝露を受けている。中でも自動車の排ガス、デオドラントスプレー、日焼け止め等に含まれていることが知られるナノサイズの化学物質(ナノマテリアル)は、同じ化学式を有する物質の微粒子と形状、表面活性、体内動態といった物理・化学・生物学的性質が異なっている。そして、これらの多くが人の手によって近年新規に生み出されたものであり、ヒトが曝露されてきた歴史は浅い。

 このような点から、ナノマテリアルによる健康影響が懸念されてきたが、多くの研究が積み重ねられた現在、その懸念は払拭されたのであろうか。

 本シンポジウムでは、多様なナノマテリアルにより惹起される生体影響、生体内ナノマテリアルの検出系の進歩、規制の現状等について過去から現在までの状況を今一度紐解いて、紹介・解説・議論したいと考えている。

 (松丸大輔



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