オーガナイザー
重永章(福山大薬)
辻耕平(東京医歯大生材研)
低分子医薬品とバイオ医薬品の両方の利点を合わせ持つニューモダリティとして近年、中分子医薬品が注目されており、その市場規模は年々拡大傾向にある。代表例としてペプチドや核酸が挙げられるが、中分子はそれらのみではなく、例えば糖鎖や脂質、人⼯キメラ分⼦など、幅広い分⼦種を含む。このため、様々な分野の研究者が、多種多様な中分⼦創薬研究を活発に⾏っている。
中分⼦創薬研究のフロンティアでは2015年(第135年会)から、中分子創薬研究に携わる様々な分野の専門家をお招きし、最先端のトピックをご紹介いただいてきた。今回は多様な分子種を基軸として研究を進める気鋭のシンポジスト6人をお迎えし、次世代の中分⼦創薬トレンドを⾒据えた多彩な最新研究の⼀端をご紹介いただく。多角的視点から多面的な知見および知識を共有することで、中分子創薬研究のさらなる発展に寄与できることを期待している。
(辻耕平)