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かかりつけ薬局・薬剤師の推進とリフィル処方箋の普及

2023年03月27日 (月)

◆先日ある薬剤師に取材した。その薬剤師は実験的に医療機関から離れた場所に薬局を開局した。患者は、ほぼ全員がかかりつけ薬局として利用してくれたが、経営としては処方箋調剤による収益が得られず、開局してから5年後にようやく黒字転換した
◆患者が固定客となっても経営として利益を上げられない面分業薬局の悲しい現実だ。薬局の立地は面分業が約1割にとどまり、診療所の近隣が約6割、病院の近隣が約2割に上る。処方箋集中率が90%を超える薬局は全体の35%を占める。立地が勝負だ
◆ただ、中央社会保険医療協議会で示されたリフィル処方箋の実施状況に関する調査によると、患者がリフィル処方箋の調剤を受けたい薬局のトップが「かかりつけ薬剤師のいる薬局」で、「自宅に近い薬局」「医療機関に近い薬局」を上回った。立地よりもかかりつけ機能が勝るということだ
◆リフィルの推進は、かかりつけ薬局・薬剤師の推進に尽きる。リフィルが普及すれば、面分業薬局に好機が生まれるかもしれない。



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