厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」は4日、マクロ的な視点から総薬剤費のあり方について議論した。国内医薬品市場が縮小する中、構成員からは薬剤費マクロ経済スライド制度をめぐって賛否が分かれた。27日の次回会合で、これまでの議論を取りまとめた報告書の素案を示す予定にしており、医薬品の安定供給を実現するための薬価制度やビジネスモデル上の課題、総薬剤費のあり方などについて一定の方向性を打ち出す方針だ。
この日の会合では、総薬剤費のあり方など、これまで積み残した論点について議論した。次回会合で厚労省から報告書素案が示されることを踏まえ、各構成員からは報告書への反映を意識した意見が目立った。
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